紙の種類 | コート紙 |
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紙の厚さ | 200g |
表面加工 | マットPP |
サイズ | W445×H330×D100mm |
印刷色数 | 1色ベタ+1色印刷 |
ハンドル | アクリル平紐 20mm |
オプション | 無し |
大きめの横長サイズで、A3サイズ程度のものが横にちょうどおさまるくらいのサイズ感です。
W445×H330×D100mmというサイズは、当社の既定サイズのLサイズ(W330×H445×D100mm)の横幅と高さを入れ替えたサイズです。Lサイズは縦長の形状なので、これを横長にしたいというご要望でした。
当社のご案内する既定サイズは、あくまでサイズ選びに迷っている方への目安であり、規格サイズではないため、今回のように横幅と高さを入れ替えてオリジナルサイズにしたからと言ってコストが上がるということはありません。紙の取り都合などによってコストが上下するため、横幅・高さ・マチのすべての関係によってコストが決まります。
完全にオリジナルのサイズでも製作ができますので、お客様の既存の紙袋やショッパー、以前作成したことのある手提げ袋などと同じサイズで製作が可能です。横幅や高さよりマチ幅が広いなど、現実的に製造不可である場合もございますのでご注意ください。入れるものが決まっている場合は、入れるものに対して左右前後に+10mmがフィットサイズです。高さは50~100mm程余裕があるのが望ましいとされます。
中に入れる物が特に決まっていない、一般的なサイズでいいという場合には当社の既定サイズからお選びください。
⇒オリジナル紙袋 サイズの選び方(オーダーガイド)
今回ご使用いただいている用紙はコート紙180g(標準よりも一段階上の厚み)です。
サイズがLサイズ程度と標準より大きめサイズなので、180g以上の厚手の用紙がおすすめです。紙袋の面積が増えるとその分強度も減ってしまうので、紙厚を増すことにより補強が可能です。輸送・保管時に発生しがちなシワの軽減も可能です。
コート紙とは、紙の表面にコーティング剤を塗布した用紙で、印刷適性が非常に高いのが特徴となっております。フルカラー印刷にはぴったりの用紙です。さらにコート紙には表面加工が必須となっており、その加工は「グロスPP」と「マットPP」の2種類あります。
今回ご発注いただいたマットPPは艶消しのラミネートフィルム加工となります。元々光沢のあるコート紙の表面を、艶のないマットな質感で滑らかに仕上げます。マットPP加工をすることで印刷色は若干沈み、落ち着いて上品な印象になります。ベタ無しのワンポイント印刷や、パステルカラーなどの淡色ベタ印刷へのマットPP加工は、やわらかでふんわりとした印象になるためショッパーにも人気です。
一方でグロスPPは、マットPPとは逆にツヤツヤとした光沢の強いラミネートフィルムです。
コート紙自体元からツヤのある素材ですが、グロスPP加工を施すことでさらに強く美しい光沢になります。グロスPP加工をすることで、印刷の色はさらに鮮やかにはっきりと見えるため、美しい印刷を際立たせる場合におすすめです。
フルカラー印刷との相性は抜群で、写真やイラストの発色をよりはっきりと鮮やかに見せることが可能です。光に反射してツヤツヤと輝き、派手であったり賑やかな印象を与えます。展示会やイベント用の紙袋には、グロスPPをご選択いただくことがほとんどです。
紙袋に使用する紙の選び方については下記ページをご覧ください。
⇒紙袋の材質について詳しく解説!適した印刷方法もご紹介
ダークグリーンのベタ印刷が、紙袋の高級感を底上げしています。濃色でのベタ印刷は、ブランドなどの高級感重視タイプのオリジナルショッパーに人気で、シックな雰囲気でおしゃれかつ高級感を出すことができます。
濃色やスミベタのマットPP加工は落ち着いて上質な雰囲気となるので人気ですが、濃色へのマットPPは傷が目立ちやすいため、扱いに注意が必要です。海外生産の場合、アンチスクラッチ加工という、傷の目立ちにくいマットPPも取り扱っております。
また今回は、1色でベタ印刷をした上でさらに1色のロゴ印刷がされています。金色のような色調となっており、このロゴでさらに高級感が高まっています。このロゴ部分は、白抜きにすることで印刷費の節約も可能です。またロゴ部分を印刷ではなく箔押しで表現することも可能です。
それぞれ仕上がりの雰囲気はガラッと変わるかと思いますので、お好みの雰囲気でデザインしてみてください。
データのご入稿に関しては、当社より紙袋のテンプレートデータ(ai)をお送りしますので、そのテンプレートに従ってご自由にデザインを作成いただくことが可能です。お客様のオリジナルデザインで全体を印刷できるところがオリジナル製作(フルオーダー)の大きな強みです。
⇒オリジナル紙袋・手提げ袋 印刷方法と選び方
⇒おしゃれなショッパーを目指そう!オプション追加でワンランク上のオリジナル紙袋製作
そして特徴的なハンドル(紐)はグレーのアクリル平紐です。
アクリル平紐は、柔らかく平たい紐です。布感がつよく、やさしい雰囲気や上品さ、上質さを強調したいときに有効です。同じ素材の丸紐としてアクリルスピンドルがあります。
基本的にはアクリル平紐の幅は20mmですが、25mm、30mmなど太くすることも可能です。当社のスタンダードなお見積もりは20mm幅となっておりますので、さらに太くしたい場合にはお見積もりの際にお申し付けください。
アクリルスピンドルとの使い分けとしては、見た目の違いもありますが、実用的な面の違いもあります。平紐は肌に触れる面積が丸紐よりも広いため、持った時にかかる負荷が分散されやすくなります。重量のあるものを入れても手が痛くなりにくく、肩掛け(ショルダー)タイプにも最適な紐です。特に、今回のように大きいサイズのオリジナル紙袋・ショッパーへの使用をおすすめします。上品な高級感があり人気の紐(ハンドル)です。
ハンドル(紐)の種類と特徴については下記で詳しく説明しています。
⇒オリジナル紙袋のハンドルにはどんな種類があるの?特徴は?詳しく解説!
例えば「一ヶ月後の店舗オープンに間に合わせたい!」「イベント用に急遽オリジナル紙袋が必要になった!」など短納期でお急ぎの場合や特定の仕様の場合は国内工場にて印刷・製袋を行うことがございます。
国内生産短納期オリジナル紙袋製作なら、通常約3週間前後、条件が合えば最短2週間程度で納品が可能となる場合もあります。
当社では主に海外工場で紙袋を製作しておりまが、海外生産の場合は通常の輸送手段が船便のため通常納期は60〜65日程度と長期になってしまいます。
そのため、1ヶ月前後の短納期につきましては海外生産の航空便(有料)ご利用、もしくは国内生産でご案内させていただきます。海外生産の航空便オプションは送料が高いため、仕様によって国内生産の方が安価かつ確実に納品可能となります。箔押しやUV印刷、複雑な仕様でオプション多めの場合は海外でなければ対応不可であったり、コストも送料込みで海外の方がお安くご提案できる場合がございますので最適なお見積もりをご提案させていただきます。
国内工場の場合は「規格サイズ」が存在し、そのサイズに合わせることでコストを抑えることが可能となります。
⇒短納期国内生産のオリジナル紙袋について
⇒短納期国内生産のオリジナル紙袋 実績一覧