紙の種類 | 未晒クラフト紙 |
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紙の厚さ | 150g |
表面加工 | ニス引き無し |
サイズ | SSサイズ(W110×H325×D90m) |
印刷色数 | 1色印刷(白) |
ハンドル | アクリルスピンドル |
オプション | 無し |
ワインボトルなど、飲料のショッパーに適した細長い形状のオリジナル紙袋をご紹介します。
特徴的なところは白のロゴ印刷です。これは、紙に元々色が付いている未晒クラフト紙ならではの印刷方法となります。
他の紙(晒クラフト紙・コート紙)の場合は、紙が白色のため、あえて白のインクで印刷する必要はございません。ベタ印刷にして白抜きでロゴを表現することで、白のロゴを表現できるためです。
このページでは、未晒クラフト紙の魅力や、白印刷の詳細について解説していきます。
■ 使用素材
用紙は未晒クラフト紙を使用しています。
未晒とは「みざらし」と読みます。晒していない、つまり漂白をしていないクラフト紙ということです。
漂白をしていない紙は、原料である木の色がそのまま出ている状態になります。未晒クラフト紙は木の色を感じられるからこそ、ナチュラルであったりオーガニックな雰囲気を求めるお客様に人気の用紙となっております。
クラフト紙は針葉樹を原料とした素材で、非常に丈夫で破れにくいのが特徴であり強みです。
晒クラフト紙は漂白して白くしたクラフト紙のため若干強度がお撮りますが、比較して未晒クラフト紙は無漂白のままなので、強度が優っています。
紙の質感としては、見た目にもわかるほどザラついています。紙の繊維が見えやすく、ある種の粗っぽさがあるため、そういうところも自然を感じられるナチュラルな雰囲気を演出しています。
ナチュラルな雰囲気やおしゃれな雰囲気の雑貨屋さんや、アウトドア製品のショップ、大手衣料品メーカーのショッパー、カフェのショッパーなど様々なジャンルのショッパーとして大人気の素材です。
素材は比較的安価で、フレキソ印刷紙袋の用紙としてもよく使用されます。
今回の厚みは、クラフト紙の中では中間の厚みである150gとなっております。
未晒クラフト紙と晒クラフト紙の標準の厚みは120gのやや薄手となっております。(国内生産の場合は120gのみ対応可能です)
120gは薄手ではありますが、クラフト紙の特製として非常に丈夫であることから、紙袋に使われる厚みとして一番スタンダードなものとなっております。
150gは、標準の一段階上の厚みです。120gから150gに変えるだけでも、かなり安心感のある厚さになります。大きなサイズの紙袋や、高級感を増したい場合には厚手の紙を利用することをおすすめいたします。
今回の場合はワインボトルのショッパーなので、厚みを増した150gの方が安心感があります。もう一段階上の厚さは180gとなっており、面積の大きいショッパーや、重いものを入れる場合におすすめの厚みです。また、ペラペラとしてやや安価な印象を与える120gに比べ、高級感が出るのもおすすめのポイントです。
■ オリジナル紙袋サイズの選び方について
当社既定サイズとしてご案内しているSSサイズ(W110×H325×D90m)にて製造いたしました。
バッグファクトリーのオリジナル紙袋・ショッパーはフルオーダーメイドなので、既定サイズに限らず自由なサイズ設定が可能です。
マチ幅が横幅もしくは高さよりも大きい値になるなど、製造上無理のある寸法は作ることはできませんが、コンパクトなサイズから大きなサイズまで、お客様のご希望サイズで製作可能です。
サイズの基準は、中に入れる物のサイズにより異なります。
中に入れる物の大体のサイズが確定している場合は、それに合わせた設定が必要となります。入れる物のサイズ+幅とマチに1cmずつ、高さに5〜10cm程度の余裕を作るとちょうど良いサイズとなります。
中に入れる物が特に決まっていない、一般的なサイズで良いという場合には当社の既定サイズからお選びください。
当社のご案内する既定サイズは、あくまでサイズ選びに迷っている方への目安であり、規格サイズではないためオリジナルサイズにしたからと言ってコストが上がるということはありません。
お客様の既存の紙袋やショッパー、以前作成したことのある手提げ袋などと同じサイズで製作が可能です。
⇒オリジナル紙袋 サイズの選び方(オーダーガイド)
■ ハンドル(紐)について
一般的に紙袋によく使われている丸紐のアクリルスピンドル を使用しております。
オリジナル紙袋のハンドルとして非常に人気が高く、汎用性も高い紐です。柔らかめの素材で持ちやすく、コート紙や晒クラフト紙、未晒クラフト紙など素材を問わず幅広く使用できる魅力的なハンドルです。
今回は白色の紐を使用しておりますが、黒、赤、青、茶色など非常に様々な色の紐が利用可能です。
アクリルスピンドルの色指定については、海外生産の場合特色PANTONEの色番号でご指示いただくことができます。在庫カラーとなりますが、かなり豊富な色味の取り扱いがあるため、ご指示のPANTONE色番号に最も近い色を選ばせていただきます。
印刷色に合わせたい場合は、ご指示いただければ豊富な在庫から最も近い色をお選びします。
ハンドル(紐)の種類と特徴については下記で詳しく説明しておりますのでご覧ください。
⇒オリジナル紙袋のハンドルにはどんな種類があるの?特徴は?詳しく解説!
■ 印刷について
1色印刷という点では最もスタンダードでシンプル、安価な印刷方法ですが、インクが白であるところが今回の特殊な点です。
基本的に印刷用紙というものは白色であることが多いため、白を表現するときは、白い部分以外に色を入れて、紙の色を残すことで表現しています。
ただし未晒クラフト紙は紙の色が薄茶色をしているため、白の表現は、特殊な白のインクで印刷する必要があります。
未晒クラフト紙への白印刷は、シンプルな1色印刷でありながらおしゃれな雰囲気を出すことが出来るので非常に人気の印刷方法となっております。
未晒クラフト紙の場合、紙に色が付いていたり、質感が独特だったりとその素材感を残すためにシンプルな1色ワンポイントロゴ印刷が人気です。
また未晒クラフト紙の特徴として、印刷の色が紙の色に影響される点があります。黒であれば、色自体が非常に濃色なのでそこまで影響を受けませんが、淡くなればなるほど未晒の色を透過して茶色みがかったカラーになります。
あえてベタ印刷をしてロゴを未晒色で抜くという技や、フルカラー印刷で全体的にあたたかな色味を作る技もあります。
どれも魅力的で個性的な印刷となっているので、お客様のオリジナルデザインのプリントをお楽しみください。
紙袋印刷の選び方について、もっと詳しく知りたい方はこちら↓
⇒オリジナル紙袋 印刷選びのオーダーガイド
■ 納品について
短納期の場合や特定の仕様の場合は国内工場にて印刷・製袋を行うことがございます。国内工場の場合は「規格サイズ」が存在し、そのサイズに合わせることでコストを抑えることが可能となります。
規格サイズについては、お見積もり内容を当社で確認させていただいた際に工場の振り分けを決めるため、改めて当社からご提案させていただきます。
⇒短納期国内生産のオリジナル紙袋について
⇒短納期国内生産のオリジナル紙袋 実績一覧