紙の種類 | コート紙 |
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紙の厚さ | 200g |
表面加工 | アンチスクラッチマットPP |
サイズ | W300×H250×D120mm |
印刷色数 | 1色ベタ印刷 |
ハンドル | アクリルスピンドル(留め具) |
オプション | 箔押し(両面同柄)、内面+底板印刷 |
一見黒の無地紙袋に見えますが、よく見るとツヤッとしたロゴがキラリ。
光を反射して黒々と輝くロゴがとってもクールでかっこいいオリジナルショッパーをご紹介します。
アンチスクラッチマットPPの使用により、傷も軽減されてクオリティの高い魅力的な紙袋をご発注いただきました。
■ 使用素材
使われている用紙は、コート紙200gです。
コート紙の通常の厚みは157gで、200gはやや厚手のタイプとなっております。標準のコート紙157gは、しっかりとした紙質でありながらも柔らかく、折り目が綺麗で畳んだり開いたりしやすいのが特徴です。
200gは厚くなるため、折り目が目立ったり使用感がやや硬めであったりしますが、ちょっとの刺激ではへこたれない丈夫さと安定感があり、しっかりとした高級感もあります。
紙袋のサイズが大きくなるほど耐久性が下がってしまうため、厚手の紙の利用がおすすめです。当社でご案内している既定サイズのギフトサイズ(W420×H310×D110mm)以上のサイズは200gを推奨しております。
コート紙の厚みは、現在取り扱っている厚みは157gと200gのみです。(国内生産の場合は200gではなく186gとなります)
それ以下のサイズでも、高級感を高めたい場合や、重いものを入れる場合等には厚手をお勧めいたします。
こういった厚みの設定は、コート紙に限らず、晒クラフト紙や未晒クラフト紙においても同じく、サイズが大きい場合は厚手の利用をおすすめしております。
表面加工は【アンチスクラッチマットPP】という特殊なマットPP加工をご利用いただきました。
通常、コート紙はグロスPPもしくはマットPPにより表面加工が必須となっており、印刷面を保護するほか、特別な質感を与える効果もあります。
グロスPPは艶出し、マットPPは艶消しの効果があります。白ベースや淡色ベースの紙袋・ショッパーであれば通常のマットPPで問題ありませんが、今回のように黒の場合は些細な傷が目立ちやすい、傷がつきやすいため、クオリティの維持が難しいという側面もあります。
しかし、アンチスクラッチマットPPという特殊なラミネートであれば、傷を軽減することが可能です。黒をはじめとした濃色+マットPP加工は非常に人気で、主に高級感を求めてそういったデザインにするお客様も多いです。
通常のマットPPよりもお値段は上がりますが、そのクオリティを保つために、アンチスクラッチマットPPはお勧めの加工です。
アンチスクラッチマットPPは海外生産の場合に限り、短納期国内生産では対応が不可となっておりますのでご注意ください。
■ オリジナルショッパーサイズの選び方について
今回はお客様オリジナルのご希望サイズW300×H250×D120mmにてご注文いただきました。
BAG-FACTORY.ONLINEの強みとして、既製品ではなく完全オリジナル製作(フルオーダーメイド)のため、入れるものの形状やサイズによってカスタム可能であるところです。
サイズが決まっていない方や迷っている方に向け、当社でご案内している既定サイズもございますので参考にしてみてくださいね。当社既定サイズを基準として、マチをもう少し広くしたり、高さを少し低くしたりといったカスタマイズも大歓迎です。
マチ幅が横幅もしくは高さよりも大きい値になるなど、製造上無理のある寸法は作ることはできませんが、コンパクトなサイズから大きなサイズまで、お客様のご希望サイズで製作可能です。
詳しくは下記ページをご覧ください!
■ ハンドル(紐)について
当社にご注文いただくオリジナル紙袋・ショッパーの中でもダントツに多いのがアクリルスピンドル です。
アクリルスピンドルは、柔らかなアクリル繊維を使用した丸紐で、オリジナル紙袋のハンドルとして非常に人気が高く、汎用性も高い紐です。素材がやわらかいため持ちやすく、コート紙や晒クラフト紙、未晒クラフト紙など素材を問わず幅広く使用できるところが魅力です。
アクリルスピンドルの色指定については、海外生産の場合特色PANTONEの色番号でご指示ください。
印刷色に合わせたい場合は、そのようにご指示いただければ豊富な在庫から最も近い色をお選びします。
ハンドル(紐)の種類と特徴については下記で詳しく説明しておりますのでご覧ください。
⇒オリジナル紙袋のハンドルにはどんな種類があるの?特徴は?詳しく解説!
■ 印刷と箔押しについて
最初にもご説明したように、黒1色のシンプルな印刷となっております。これはベタ印刷という方法で、紙本来の色ではなく、インクによって紙袋の表面を塗りつぶすことで任意のカラーの紙袋をつくります。
当社で扱っている用紙は、白(晒クラフト紙・コート紙)もしくは茶色(未晒クラフト紙)のみで、元から黒や赤など色の付いた紙は扱っておりません。
そのため、このように黒1色の紙袋を作成する場合は、黒のインクで紙袋の表面全体を塗りつぶすベタ印刷が必要となります。
今回は1色でのベタ印刷となっておりますが、マチのみ色を変える【2色ベタ印刷】や、ロゴの色のみ変える【1色ベタ+1色印刷】といった応用技もあります。
紙袋の印象はほとんど印刷によって形成されるので、ぜひぜひこだわってみてください!
紙袋印刷の選び方について、もっと詳しく知りたい方はこちら↓
⇒オリジナル紙袋 印刷選びのオーダーガイド
そして、黒の無地にも見える紙袋に輝いているのが、黒の箔押しロゴです。
箔押しはオプションとなっており、金や銀を基本カラーとして、ワンポイントロゴを印字することが可能です。(箔押しのベタ印刷は不可となっております)
箔押しをすることで高級感たっぷりのショッパーになり、目を引く印象的な仕上がりになります。
色はゴールドやシルバーが有名ですが、ブラックやレッド、ブルーなど色のついたものもございます。ゴールドやシルバー以外は事前に在庫確認が必要となりますので、お見積もりの際にお申し付けください。
黒のベタ印刷に黒の箔押しという、一見目立たなさそう、意味の無さそうな組み合わせですが、様々な要素の組み合わせによりしっかりとロゴが目立つようになっています。
表面加工がマットPPで艶消しになっているため、マットで滑らかな質感の中でキラキラと光を反射する黒の箔がとてもおしゃれでかっこいいいですね。
黒ベタ印刷+黒の箔押しは人気の組み合わせでもあるので、こんなふうにかっこよくてスタイリッシュな紙袋を作りたい!というお客様はぜひお問い合わせください。
紙袋オプションの選び方について、もっと詳しく知りたい方はこちら↓
⇒オリジナル紙袋 オプション選びのオーダーガイド