短納期でおしゃれなオリジナル紙袋を作るなら国内生産

バッグファクトリーのオリジナルショッパー、紙袋製作においては「海外生産」と「国内生産」の2パターンがあります。
基本的にほとんどのお客様に海外生産のお見積もりをご提案させていただいております。お問い合わせいただくお客様の大半がコストを重視されていらっしゃるため、コストを安く抑えられる海外生産をご案内しています。
国内生産をご案内する場合は【短納期】ご希望のお客様となっております。

短納期の場合、生産期間があまり取れないので「仕様が制限されるのでは?」「シンプルなデザインのみに限られるのでは?」という疑問も出てくるかと思います。
元々海外生産の通常便(船便)で60日程度かかるところ、国内生産では基本的な仕様や印刷内容であれば3週間程度と大幅短縮が可能です。
そこからさらに納期を縮めたい、最速最短でオリジナル紙袋を製作したい場合にはサイズや印刷等にある程度の制限をかけることで叶えられるケースもあります。
また、短納期をご希望の場合は要注意な仕様もありますので、気になる方はぜひご覧ください。

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海外生産と国内生産の違いは?

海外生産と国内生産の違いについて、主にはご希望納期の違いと説明しましたが、それ以外にもいくつかポイントがあります。
改めて納期についての詳しい説明も含め、コストや仕様の面からも解説していきます。
この項目を読めば、どちらで発注を考えれば良いかが一目瞭然! バッグファクトリーでは基本的に海外生産コストでお見積もりをさせていただいておりますので、お見積依頼の際に具体的な納期をご記入いただければ当社スタッフの判断により最適な方のお見積もり書をお送りいたします。

1. 納期重視なら国内生産がおすすめ

オリジナル紙袋の海外生産船便は、発注確定後約60日前後で納品となります。
ご発注のタイミングによっては1ヶ月半など早まる場合もありますが、基本的には約2ヶ月かかると想定していただければと思います。
海外生産の場合は国内よりもコストが安いのですが、完成次第エアー(航空便)等で個別に輸送すると、送料コストが製作コストに近しいほど高額になってしまいます。
そのため、ある程度の発注数をまとめて一気にコンテナで船便輸送をすることで送料コストを抑えています。
ある程度のご注文を一回の輸送にまとめる必要がある・船の運行に日数がかかる・船が港に到着したあとに路線便で配送する……等という事情から、どうしても納期は長くなってしまいがちです。

その点、完成してすぐに直送できる国内生産のオリジナル紙袋の納期が短いのは納得ですよね。
国内に工場があるため、紙袋が完成したら梱包→発送の流れがとてもスムーズです。あらゆる状況や条件がかち合えば、最速2週間という驚異のスピードで完全フルオーダーのオリジナル紙袋をお届けできる場合もございます。
分納にも対応しておりますので「〇〇日までに100枚だけ先に納品してほしい」という切羽詰まったご発注も問題ございません。
ショップのオープンに間に合わない! 展示会・イベントまであと1ヶ月を切った! というお客様でも、時期や仕様によって最速対応が可能な場合もあります。ぜひ諦めずにご相談ください!
※国内生産でもサテンリボングログランテープは比較的納期が長くなってしまうため、別の紐でご提案させていただく場合がございます。

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2. コスト重視なら海外生産がおすすめ! 場合によっては国内生産も

今回は【短納期】という記事ですが、やはり様々な方が気になっているコストの違いについてもご説明します。
バッグファクトリーでは、納期がお急ぎでないお客様には基本的に海外生産のコストでお見積もりさせていただきます。その理由は、やはり海外生産の方が安いからです。
2023年末現在、円安で厳しい状況は続いていますが、それでも海外生産が低コストです。

例えば、人気のフルカラー印刷オリジナルショッパーでも激安コストで製作可能な上、大きなサイズのオリジナル紙袋や、オプションを多く追加したオリジナルショッパーなど国内生産では高額になりがちな仕様でも安くご提供可能です。

3. 海外と国内で製造可能な仕様の違いは?

最も異なる点は、オプションの種類です。
海外生産では、当社でご案内しているすべてのオプションがご利用可能です。海外生産では箔押しや浮き出しといった基本的なメニューはもちろん、内面印刷やリボン結びなど特殊な仕様にも対応が可能です。
国内生産の場合、OFJや箔押し、浮き出し、ハトメは対応が可能ですが、縦留め、内面印刷、リボン結びは対応が不可となります。

しかし、不可な仕様を除いたとしても、国内生産でじゅうぶんにおしゃれなオリジナルショッパーを作ることが可能です。
印刷無し・箔押しのみでロゴを印字すれば、コストも納期も短縮しつつ高級感のあるオリジナル紙袋が完成します。高級感を出すためには、箔押しやハトメがおすすめです。
それ以外の特殊な仕様をご希望のお客様は、海外生産となりますので納期に余裕を持ってお問い合わせください。

短納期国内生産で激安コストが可能な仕様について

国内生産でも海外生産並みに激安コストで生産できるケースもあります。
条件として、仕様の制限やサイズの制限がありますが、そこさえクリアすれば低コストにして短納期、高品質なオリジナルショッパーの実現が可能となります。
その仕様とはズバリ、

・規格サイズに合わせる
・用紙を晒クラフト紙、または未晒クラフト紙にする
・印刷を1色ベタ無し(ワンポイント)にする
・持ち手をアクリルスピンドルもしくは紙単丸紐にする

です。

各ポイントについての詳細を下記に解説します。

1. オリジナル紙袋サイズの選び方

国内生産の場合に限りますが、オリジナル紙袋のサイズを国内工場の規格サイズに合わせることでコストを安く抑えることが可能です。
というのも、国内生産の場合「機械貼り」と「手貼り」の2種類の作成方法があります。コストを安く、さらに納期も短縮するためには機械貼りが一番おすすめの方法です。
規格サイズ以外のサイズは「オリジナルサイズ」として、手貼りでの製作となるため少し割高になりますが製造可能です。
紙袋の国内規格サイズは以下です。

・W320 D110mm
・W280 D80mm
・W260 D100mm
・W260 D80mm
・W220 D65mm
※高さは20mm刻みで設定
※規格サイズの場合、2000枚から持ち手OFJがタイプが可能となります。

番外編! OFJについて

 

激安ショッパーから高級ショッパーまで網羅できる、ショッパーオリジナル製作でよく見かけるタイプです。
OFJとは、紙袋本体の内側折込部分に切れ込みを入れ、そこから紐を出す仕様です。
紙袋の見える部分に穴が開かないため、すっきりとした見た目になります。ただし、OFJタイプが使用できるのは全ての紐ではありません。当社で扱っている「紙単丸紐」もしくは「紙芯入りアクリルスピンドル」「紙芯入りパイレン」の3種類です。(※国内生産の場合は紙単丸紐または芯入りアクリルスピンドルのみ)
対応可能な紐の特徴として、紙芯が入っているということです。紙芯が入っていると、ふにゃりと垂れ下がらず、紐はピント自立します。
ハンドルについて詳しくは【こちら】

取り付けに機械を使うため、大ロットで安く、小ロットで割高になりやすい方法となっております。海外生産では500枚から、国内生産では3000枚から製造可能です。
OFJはその仕様上、取り付け可能な紙袋の最低サイズが決まっております。幅が規定以下になるとOFJの紐幅が合わなくなってしまうため、製作が不可となります。この最低幅については海外生産と国内生産で異なっております。
オリジナル紙袋 OFJについて詳しい解説は【こちら】

2. 用紙の種類と厚みはスタンダードに

バッグファクトリーで使用している用紙は、コート紙(白)・晒クラフト紙(白)・未晒クラフト紙(薄茶)の3種類です。

この中で、コストの安くなる用紙は晒クラフト紙未晒クラフト紙のクラフト紙2種です。
クラフト紙とは、針葉樹を原料としたクラフトパルプを使用した紙のことです。一般的に「クラフト紙」と言われて想像するのはざらざらとした茶色の紙になるかと思いますが、その想像通りの紙が未晒クラフト紙です。
晒クラフト紙とは、漂白された白色のクラフト紙です。薬品で紙を漂白していない(晒していない)クラフト紙
クラフト紙は非常に丈夫な素材で、原料の繊維が長く破れにくいというのが特徴です。

>>オリジナル紙袋用紙選び方について<<

3. 印刷はシンプルな1色ワンポイント

 

フルカラー印刷ベタ印刷など、個性的で多彩な表現の印刷も可能ですが、低コストにおさめるには1色のワンポイント印刷にすることが重要です。

1色印刷の場合は基本的にCMYKの掛け合わせで表現ができません。(2色以上の場合はC版、M版、Y版、K版の2版以上を組み合わせることは可能です)
1色や2色というのは言い換えれば1版、2版となります。(1色につき1版を使用することになるため、CMYKフルカラー印刷は4版となります)
黒(スミ)1色の場合は、CMYKのうち黒を表す「K」のみ使用すれば問題ありませんが、例えばをプロセスカラーで表現する場合、少なくともM(マゼンタ)とY(イエロー)の2色(2版)を掛け合わせないと表現できません。データ上では赤1色に見えていても、使用するインクがMとYの2色のため2色印刷となってしまいます。さらに、少し暗めの色調を希望する場合はCやKも混色するため4色フルカラー印刷となってしまいます。赤色を1版で表現するためには「特色」印刷が必須となります。

特色印刷とは、プロセスカラーで表現できない色を表現するため、あらかじめ調合してあるインクを使って印刷することです。
取り扱いのある特色は「DIC」と「PANTONE」の2種類です。DICは日本の会社、PANTONEはアメリカの会社が開発した色であるため、海外生産の場合はDICではなくPANTONEでの指定が必要となります。
特色にはすべて色番号が振られておりますので、データの色を特色にしなくても、別途色番号をご連絡いただければ問題ありません。

4. 紐はスタンダードな2種類

クラフト紙の場合は紙単丸紐、コート紙の場合はアクリルスピンドルがおすすめです。

紙単丸紐は、紙を撚った細い丸紐です。紙単紙とも呼ばれます。
素材が同じである晒クラフト紙、未晒クラフト紙のオリジナル紙袋に使用されます。当社で扱っているハンドルの中では最も安価なので、コストを抑えたい方にはおすすめです。
晒クラフト紙には白、未晒クラフト紙には未晒色の紙紐を使うことが多いですが、他のカラーにも対応しております。コート紙とは材質がかなり違うため、コート紙のハンドルとして使用されることは少ない傾向です。
3000枚以上ご発注の場合はOFJタイプにすることでさらにコストを安くすることができます。

アクリルスピンドルはもっともスタンダードに使用されている紐です。衣類に使用されていることでおなじみのアクリル繊維の糸を使った丸紐となっています。
オリジナル紙袋のハンドルとして非常に人気が高く、汎用性も高い紐です。柔らかめの素材で持ちやすく、コート紙のオリジナル紙袋・オリジナルショッパーにおいて最も多く使用されるタイプのハンドルです。
どんな用紙や印刷の雰囲気にも合う基本にして最強の紐となっております。オリジナル紙袋やショッパーのハンドルに迷ったアクリルスピンドル がおすすめです。

国内短納期生産のオリジナル紙袋制作事例

国内生産 短納期で安価なオリジナル紙袋(未晒クラフト紙)

国内生産 短納期で安価なオリジナル紙袋(未晒クラフト紙)

規格サイズであるW320×D110mm(H240mm)の未晒クラフト紙120gオリジナル紙袋です。
ワンポイント印刷でニス引き無しなので、印刷費も最低限に抑えることが可能です。紙単丸紐の一つ穴(穴を空けて紐を通して結ぶ)タイプとなっております。規格サイズのため、2000枚以上のご発注でOFJ(穴を開けず内側から紐を取り付ける)タイプに変更することが可能です。

短納期紙袋

国内生産 短納期で安価なオリジナル紙袋(コート紙)

国内生産 短納期で安価なオリジナル紙袋(コート紙)

国内規格サイズであるW280×D80mm(H240mm)のコート紙157gオリジナル紙袋です。
クラフト紙の方が安価ではありますが、コート紙でも基本の厚み・規格サイズ・アクリルスピンドルの組み合わせであれば低コストで製造可能です。PP加工は、グロスPP(光沢あり)の方がマットPP(艶消し)よりも低コストとなります。
ロゴのワンポイント印刷であることも低コストの条件です。ベタ印刷になると版代が高くなり、更に濃色でのベタ印刷は2度刷りが必要になりますので注意が必要です。

短納期紙袋

国内生産 規格サイズオリジナル紙袋(OFJタイプ)

国内生産 規格サイズオリジナル紙袋(OFJタイプ)

こちらも規格サイズのW320×D110mm(H400mm)です。2000枚以上のご発注で、このようにOFJタイプの選択が可能です。OFJタイプにすることで、同じ数量でも一つ穴タイプより低コストになります。規格サイズ外でも、3000枚以上のご発注でOFJタイプが可能となります。
持ち手が立っているので掴みやすく、紙紐の色もお好きなカラーをお選びいただけるのでおすすめです。

短納期紙袋