オリジナル紙袋 持ち手OFJとは？

“OFJ”と聞いてもピンと来ない方が多いのではないでしょうか。実際にご覧いただいた方がわかりやすいかと思いますので、まずは画像をご覧ください。

　

このように紙袋本体の内側折込部分に切れ込みを入れ、そこから紐を出す形のことです。こういった紐の取り付け方をOFJと呼びます。
主に紙単丸紐（紙単紙）の場合に利用されます。紙芯入りのアクリルスピンドルでもOFJ可能です。取り付けに機械を使うため、大ロットで安く、小ロットで割高になりやすい方法です。

穴空け紐通し（通常）タイプとの違い

まず、通常の紐の取り付け方についてご紹介します。

　　

上記画像のように、紙袋の開口部から2〜2.5cmあたりに二箇所（裏面も含めると4箇所）の穴を空け、紐を通して結ぶタイプです。このタイプは”一つ穴”とも呼ばれます。穴に紐を通して結び目（こぶ）をつくることで、穴から紐が抜け落ちないようにします。
この穴空け紐通しタイプの特徴としては、紐が自立せず穴から垂れるような形になります。アクリルスピンドルやパイレン、アクリル平紐やサテンリボン、グログランテープ等ほぼ全ての紐がこの方法で取り付け可能です。一枚ずつ人手を使って手作業で紐を取り付けています。

一方、OFJ方式は機械を使って自動で紐を取り付けることが可能です。そのため、穴空け紐通しよりも安価にご案内可能であることが多いです。
小ロットの場合は逆に単価が上がってしまうため、国内工場では最低3000枚以上（規定サイズは2000枚以上）からのご発注とさせていただいております。海外工場では発注自体は最小500枚から可能ですが、枚数が少ないと割高になる可能性がありますのでご注意ください。

紙袋 OFJタイプの素材と選び方

OFJタイプが使用できるのは、全ての紐ではありません。当社で扱っている「紙単丸紐」もしくは「紙芯入りアクリルスピンドル」の2種類です。

紙単丸紐は、クラフト紙のあらゆる紙袋、ショッパー等で見かけます。紙を縒って丸紐にした、ごく一般的な紐です。一般的にコート紙には使用されず、晒クラフト紙もしくは未晒クラフト紙を用いた紙袋の持ち手として使用されます。
基本的なカラーは晒クラフトの白、未晒クラフトの茶色ですが、黒や他のカラーについても取り扱っております。布製の紐より安価なので、低コストのオリジナル紙袋を希望される方にはおすすめです。
布製の紐のように柔らかくないため、OFJタイプにしたときに紐が自立します。

紙芯入りアクリルスピンドルは、アクリルスピンドルでOFJタイプの持ち手にしたいというご希望をいただいたお客様や、コート紙でOFJタイプにしたいというお客様へご案内させていただいております。
一般的に紙紐が不似合いになってしまうコート紙でOFJタイプの紙袋を作りたいというお客様におすすめです。枚数が少ないと割高になってしまうのでご注意ください。

似たような形で「縦留め」という方法があります。こちらは主にアクリル平紐やサテンリボン・グログランテープ等平紐系に多いほか、アクリルスピンドルやパイレンなどの丸紐でも可能です。紙袋の正面に穴を空けず、口折の折り目部分に切れ込みを入れて紐を出す方法です。紐は自立せず垂れ下がります。

OFJタイプのご発注についての注意事項

OFJはその仕様上、取り付け可能な紙袋の最低サイズが決まっております。幅が規定以下になるとOFJの紐幅が合わなくなってしまうため、製作が不可となります。この最低幅については海外生産と国内生産で異なっております。
また、製造可能な最低ロットについても海外生産と国内生産で異なります。

〈海外生産の場合〉
最低サイズ：幅100mm以上で製作可能
最低数量：500枚以上

〈国内生産の場合〉
最低サイズ：幅160mm以上で製作可能
最低数量：3000枚（規格サイズは2000枚）

国内生産の規格サイズは、横幅(W)とマチ(D)のみが設定されており、高さ(H)は20mm刻みで設定することが可能です。
ただし、紙袋の構造上マチ(D)寸法以下の高さ(H)は設定不可となりますのでご注意ください。

晒クラフト紙＋OFJ

未晒クラフト紙＋OFJ

様々なオリジナル紙袋

　　

バッグファクトリーでは、他にもさまざまなタイプの紙袋オリジナル製作を行っております。
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バッグファクトリーの完全オリジナルフルオーダー紙袋は、最小ロット500枚からご発注いただけます。
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