ベタ印刷オリジナル紙袋の実績一覧・お見積もりはこちら

ベタ印刷でショッパーや紙袋、手提げ袋の色を好きな色に変えられる


普段生活していると、ショッピングモールや街中で様々なカラーのショッパー・紙袋を見かけることがありますよね。
黒、赤、緑、ピンク、青、黄などなど、様々な色調のショッパーがこの世の中には存在します。しかし、すべてのショッパーに元から色がついているわけではありません。

ショッパーは、元を辿れば「紙」であることは明白ですが、その紙のほとんどは白色です。無漂白の紙(いわゆるクラフト紙)は、紙の原料である木の色がそのまま残って薄茶色をしていますが、大体がその二択となっています。製紙の際に色を入れて色紙(いろがみ)として売られている用紙もありますが、少なくとも当社でショッパーや紙袋に使用するのは基本的にコート紙(白)・晒クラフト紙(白)・未晒クラフト紙(薄茶)の三種類です。
>>オリジナル紙袋用紙選び方について<<

このように、用紙には基本的には色が付いていません。
そのため、赤や緑など色のついたオリジナル紙袋を製作する場合は、紙の表面全体を塗りつぶす印刷によって紙に色をつけます。
この全体を塗りつぶすような印刷をベタ印刷と呼びます。

ベタ印刷という単語を聞いたことがある方も、馴染みの無い方も、このページでより深く知るきっかけになるかと思います。
仕様を理解することで、よりレベルの高くこだわったオリジナルショッパー・オリジナル紙袋の作成をしましょう!

ベタ印刷の定義とは?

ひとつの面に対して30%の範囲を塗りつぶす場合にベタ印刷の判定とさせていただきます。
ここで言うひとつの面とは、それぞれ正面・裏正面・左右マチ部分の計4箇所となります。たとえば正面のみを塗りつぶす場合も、マチのみ塗りつぶす場合も、同じくベタ印刷となります。もちろん紙袋の表面全体を塗りつぶす場合にも同じベタ印刷です。
オリジナルショッパー・紙袋のデザインとして、マチのみベタ印刷にしたり、正面・裏正面のみベタ印刷をするお客様も多くいらっしゃいます。
ベタ塗りの箇所を限定的にすることで、メリハリがついておしゃれな雰囲気になるためおすすめです。

塗りつぶしではなく、全体に柄が入る(空白部分もそれなりに存在する)ような場合は判断が難しく、ベタ印刷にあたる場合と当たらない場合があります。
もし想定しているデザインがベタ印刷かそうでないか、ご自身で判断がつかないという場合には、お見積もりの段階でデータやイメージ画像等を当社へお送りいただけましたら確認させていただきます。
事前にデータをいただくことにより、精度の高いお見積もりをご案内できるため、既にデザインが決まっているお客様にはおすすめです。

ベタ印刷の注意点

■ C+Mなど異なるインク同士を混色する場合、ムラができることがある
→ 特色(PANTONEやDIC)であれば調合されたインクなのでムラなく綺麗に印刷可能です。

■ 晒クラフト紙・未晒クラフト紙の場合はニス引きが必要
→ ベタ印刷は印刷面が広い他、インクを大量に塗りつけるため、印刷面の保護が皆無の状態だと色落ちや色移りの危険性が高まります。ショッパーや紙袋は服に触れることが多いため、色移りは避けなければいけません。
そのため、晒クラフト紙・未晒クラフト紙の場合は「ニス引き」といって透明なニスを印刷の上から保護するようにかけます。この処理により、色落ちや色移りを抑えます。
コート紙の場合はそもそもグロスPPやマットPPといった表面加工が必須となっているため、問題ありません。ただしコート紙の場合でも内面印刷をする場合にはニス引きもしくはPP加工が必要となります。

■ リッチブラックのベタ印刷は注意が必要
→ 色数やインクの使用量が多いため、ムラや版ズレのリスクが高くなります。(そもそもリッチブラックはCMYKの4色かけあわせになるので当社の定義としてはフルカラー印刷となりますが…)K100%の色味ではない黒ベタ印刷をお求めの場合、PANTONEやDICの特色でお好みの色味の黒をご指定いただくことを推奨いたします。
同じ全面印刷のとき、ベタ印刷かフルカラー印刷かの判定は色数のみによって判断されます。(あくまでお見積もり表記上のこととなります)

ベタ印刷とフルカラー印刷はどう違うの?

ベタ印刷はインクの塗りつぶし範囲が大きい印刷のことを言いますが、ではフルカラーのイラスト等が全面に印刷されている場合はフルカラー+ベタ印刷になるの?……という疑問。

結論から言えば、C+M+Y+Kのプロセスカラー4版を使った時点で、印刷範囲に関係なく「フルカラー印刷」のカテゴリになります。
全面にイラストや色が入る場合でも、それは当社のカテゴリ分けで言えばベタ印刷ではなくフルカラー印刷となります。フルカラー印刷の場合はワンポイントロゴも全面印刷も料金は同一です。


↑こちらはCMYK4色のかけ合わせなのでフルカラー印刷


こちらは特色1色なのでベタ印刷

CMYKフルカラー印刷以外の印刷色で塗りつぶした場合にベタ印刷判定となります。
たとえばC+Y+Mの混色であれば「3色ベタ印刷」、PANTONEの色番号のみ指定すれば「1色ベタ印刷」という風になります。
C+M+Yの混色にKが加われば、その時点でフルカラー印刷の判定です。

普段から印刷デザインに触れていないと少々ややこしいかもしれまでんが、ご自身で判断がつかない場合にはぜひご相談ください。
データや印刷色の詳細をご連絡いただければ当社で確認し、印刷内容に沿ってお見積もりさせていただきます。
⇒オリジナル紙袋・手提げ袋 印刷方法と選び方

フルカラー印刷オリジナル紙袋の実績一覧・お見積もりはこちら

高品質なオリジナルショッパーにおすすめ! アンチスクラッチマットPP

 

コート紙+マットPP+黒ベタ印刷の組み合わせは紙袋の仕様として大人気です。
黒に限らず、ネイビーやダークグリーン、グレー、ボルドーなどの濃色ベタ印刷+マットPPの組み合わせは、落ち着いて上品かつスタイリッシュな印象を受け、高級感を感じさせる仕上がりになります。

マットPPというのは、コート紙専用の表面加工で、もともと光沢のあるコート紙の表面にマットPPラミネートを施すことで、艶消し効果を発揮します。
見た目も手触りもマットな質感になり、上品でどこかやさしく、高級感のある仕上がりになります。

人気の仕様なのでおすすめ出来る一方、黒ベタ印刷+マットPP加工の組み合わせには少し心配な点もあります。
濃色+マットPP加工の組み合わせは他と比べ傷が付きやすくなっていて、紙同士が擦れる僅かな摩擦や、ふとした拍子に爪で軽く掠ったりしただけで跡が残ってしまいます。どれだけ気を付けていても輸送時や保管時のことを考えると、些細な傷ひとつもない状態で保ち続けるということが難しくもあります。
グロスPP(光沢の強い表面加工)の場合は傷は各段に目立ちにくくなりますが、そもそもマットとグロスでは与える印象が真逆。それでも黒ベタ+マットPPを諦めたくないお客様へおすすめなのがアンチスクラッチマットPPです。

直訳で「傷に反抗するマットPP」で、その名の通り、マットPPで目立ちやすい傷を軽減する効果があります。(全く傷がつかないというわけではありませんのでご注意ください)
通常のマットPPよりも価格はアップしますが、クオリティの維持には一役買う加工となっております。
高級感を求める場合や、クオリティを高めたい場合、少しでも傷を軽減させたい方には非常におすすめです。

ベタ印刷のオリジナルショッパー・オリジナル紙袋の実績をご紹介!

紙袋を初めて作る方や、これまでの既存ショッパーとデザインをガラッと変えたいという方はぜひご参考になさってください。
各実績紹介の詳細ページ下部にはお見積もりフォームがついておりますので、ご希望の仕様で簡単にお見積もり依頼をいただけます。

ギフトサイズのショッパー

オーソドックスな黒ベタ印刷のシンプルでスタイリッシュなオリジナルショッパーです。
サイズは当社既定のギフトサイズ(W420×H310×D110mm)です。大きめの横長サイズで、A3サイズより小さいものがおさまるくらいのサイズ感です。

当社のご案内する既定サイズは、あくまでサイズ選びに迷っている方への目安であり、規格サイズではないため、今回のように横幅と高さを入れ替えてオリジナルサイズにしたからと言ってコストが上がるということはありません。紙の取り都合などによってコストが上下するため、横幅・高さ・マチのすべての関係によってコストが決まります。

完全にオリジナルのサイズでも製作ができますので、お客様の既存の紙袋やショッパー、以前作成したことのある手提げ袋などと同じサイズで製作が可能です。横幅や高さよりマチ幅が広いなど、現実的に製造不可である場合もございますのでご注意ください。入れるものが決まっている場合は、入れるものに対して左右前後に+10mmがフィットサイズです。高さは50~100mm程余裕があるのが望ましいとされます。
中に入れる物が特に決まっていない、一般的なサイズでいいという場合には当社の既定サイズからお選びください。
紙袋サイズについて詳しくは【こちら】

見た目の大きな特徴として、紙袋に紐を通す穴が無い点、紐が垂れ下がることなくピンと自立する点です。OFJはその仕様上、取り付け可能な紙袋の最低サイズが決まっております。幅が規定以下になるとOFJの紐幅が合わなくなってしまうため、製作が不可となります。この最低幅については海外生産と国内生産で異なっております。
また国内生産の場合、OFJタイプはオリジナルサイズでミニマムロット3000枚、規格サイズでミニマムロット2000枚となりますのでご注意ください。
オリジナル紙袋 OFJについて詳しい解説は【こちら】

 

鮮やかなグリーンの1色ベタ印刷オリジナル紙袋です。
写真のように紙袋本体の内側折込部分に切れ込みを入れ、そこから紐を出す形をOFJタイプと呼びます。こういった紐の取り付け方をOFJと呼びます。通常は紙袋の正面と裏面側の上部に紐を通すための丸い穴を開け、そこに紐を通して結ぶ「穴あけ紐通し」という方法でハンドルを取り付けます。

OFJタイプは、当社で扱っている「紙単丸紐」もしくは「紙芯入りアクリルスピンドル」の2種類のハンドルでのみ製造が可能です。ハンドルについて詳しくは【こちら】

見た目の大きな特徴として、紙袋に紐を通す穴が無い点、紐が垂れ下がることなくピンと自立する点です。OFJはその仕様上、取り付け可能な紙袋の最低サイズが決まっております。幅が規定以下になるとOFJの紐幅が合わなくなってしまうため、製作が不可となります。この最低幅については海外生産と国内生産で異なっております。
また国内生産の場合、OFJタイプはオリジナルサイズでミニマムロット3000枚、規格サイズでミニマムロット2000枚となりますのでご注意ください。
オリジナル紙袋 OFJについて詳しい解説は【こちら】

 

淡いピンク色の紙袋に白のサテンリボン、金色の箔押しロゴがあることで、可愛らしさの中にキラリと高級感が光る素敵なショッパーをご発注いただきました。

箔押しとは、金・銀などの箔を金属の型を使って用紙に貼り付ける加工です。熱と圧力で型の絵柄やロゴを貼り付けるので、別名ホットスタンプとも呼ばれます。当社でご案内するオプションの中でも一番人気となっております。
基本的には金と銀ですが、黒の箔押しもございます。他のカラーも在庫によっては対応可能な場合がありますので、もしカラー箔をご希望のお客様はご相談ください。

箔押しには艶あり・艶無しの2種類があり、いずれもご選択いただけます。箔押し部分は金属質のメタリックな光沢があり、光に反射してキラリと輝きオリジナル紙袋・ショッパーに高級感を与えます。無地の紙袋またはベタ印刷を施したオリジナル紙袋に箔押しでロゴを印刷するだけで特別感があります。
コスメブランド用のおしゃれなショッパーや、ジュエリー、高級スイーツのショッパーとしても人気です。
ワンポイントで箔押しロゴが印刷されているだけで、紙袋のクオリティが底上げされたように高級感を感じることができます。