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オリジナル紙袋・オリジナルショッパーに大人気の未晒しクラフト紙

BAG-FACTORY.ONLINEでオリジナル紙袋に使うことのできる用紙は、主にコート紙晒クラフト紙未晒クラフト紙の3種類です。

今回は、その中でも未晒クラフト紙という素材に着目しました。
初めてオリジナル紙袋・オリジナルショッパーをご注文いただくお客様の中には、
「どの素材を選べば良いのかわからない!」
「コート紙とクラフト紙の違いって?」
「そもそも『未晒』って何? どう読むの?」
……などなど、疑問点が数えきれないほどあるかと思います。なんとなくの見た目や雰囲気で判断するのは、大量発注ではあまりにリスキーですよね。

このコラムを読めば多くの疑問点が解決できるどころか、さらに知識がついて今後にも生かせるように、またお客様のオリジナル紙袋の用紙選びに貢献できるよう、徹底的に解説させていただきます。

未晒クラフト紙ってどんな紙?

まず、読み方は「みざらし くらふと し」です。
未晒クラフト紙は、その独特な特性と魅力によって、多様なお客様から支持されています。
未晒クラフト紙の特徴で最も大きな点は、茶色い色合いです。この色は原料である木の色がそのまま出ているため、自然(ナチュラル)な印象を受けることが多いでしょう。初めて見た人でも、その温かみを感じることができるのではないでしょうか?

未晒クラフト紙は、針葉樹を原料としたクラフトパルプを使用した紙素材です。一般的に「クラフト紙」と言われて茶色の紙を想像する方が多いのではないでしょうか。それが未晒クラフト紙です。
クラフト紙は、見た目こそ”THE・紙”といった印象ですが、その見た目に反して実はかなり丈夫な素材です。原料の針葉樹の繊維が長いため、破れにくいのが特徴です。だからこそクラフト紙は、その強度から紙袋に適した素材とされています。

そして、そんな未晒クラフト紙を漂白して真っ白にした紙が晒クラフト紙です。
こちらは「さらし くらふと し」と読みます。薬品で漂白する=晒す、ということで、漂白したクラフト紙=晒クラフト紙となります。
つまり漂白していないクラフト紙=未晒クラフト紙というわけです。
晒クラフト紙と違って漂白をしていないため、元の強度を十分に保ったまま使用ができます。同じ厚みでも、漂白されている晒クラフト紙よりも未晒クラフト紙の方は強度は高い傾向にあります。

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質感は、見た目通りややザラザラとした手触りです。木材の色がそのまま出ているため、そのナチュラルな素材感を活かしたオリジナル紙袋が人気です。
たとえば大型の雑貨屋や衣料品店、カフェのお持ち帰り等で未晒クラフト紙の紙袋を目にすることが多いかと思います。見た目の印象から健康や環境へのやさしさを感じさせるため、アウトドア系のショップやオーガニック系のコスメブランド、無添加の食料品店のショッパーとしても人気です。

普通に使用する分には問題ない強度ですが、紙なので水に濡れると破れやすくなってしまったり、中に水が染み込んでしまいます。
雨や湿気の多い場所で持ち歩くにはあまり適していないため、雨の日には店舗でビニールをかぶせる等耐水の処置をするか、比較的雨に強いコート紙のオリジナルショッパーを使うのがおすすめです。

コート紙とクラフト紙の違いは?

晒クラフト紙未晒(茶色)クラフト紙コート紙には、特徴や印刷適性に大きな違いがあります。

質感の違いについて

 

 

これは見た目からも一目瞭然ですが、手で触ってみるとよりその違いを感じることができます。
晒クラフト紙未晒(茶色)クラフト紙は紙にコーティング剤が塗布されておらず、天然の風合いを残したざらざらとした質感が特徴です。
一方でコート紙は表面に薬剤によるコーティングが施されており、ツルツルと滑らかで光沢のある仕上がりが特徴です。これらの質感の違いは、それぞれの素材が持つ特徴や印刷適性に大きく影響しています。

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印刷適性について

 

晒クラフト紙未晒(茶色)クラフト紙は、そのナチュラルな風合いを活かしたシンプルなデザインやイラストがよく映えますが、素材の表面が粗く吸水性が高いため、印刷された色はが少し鮮やかさに欠けることがあります。
一方でコート紙はコーティング剤により表面の粗さが無いため、インクが紙に染み込むことなく綺麗に乗り、色やイメージが鮮やかに表現されます。インク本来の色を表現できるため、フルカラー印刷に最も適した紙です。

結論、印刷適性の高さで言えばコート紙に軍配があがります。高品質で高級感のあるオリジナルショッパーや、光沢のある美しい仕上がりを求める場合、色鮮やかなイメージを表現したい場合に適しています。
しかし、だからといってクラフト紙の印刷品質が低いかと言われればそうではありません。クラフト紙は、素材本来の自然な風合いや質感を活かしたデザインができるため、そういった雰囲気には唯一無二の魅力は発揮します。また、コストの面ではコート紙よりも安価なので、コストを抑えたい場合に適しています。
オリジナルショッパーの用紙を選ぶ際には、使用する目的やイメージに合わせて、適切な素材を選ぶことが重要です。

未晒クラフト紙の厚みについて

BAG-FACTORY.ONLINEでご注文いただける未晒クラフト紙オリジナル紙袋・ショッパーは、フルオーダー製作となっております。そのため、紙の厚みも数パターンの中からお選びいただけます。
ただし、未晒クラフト紙の厚みが選択できるのは海外生産の場合のみとなっておりますのでご注意ください。
未晒(茶色)クラフト紙晒クラフト紙の厚みは、120gが標準の厚みです。(フレキソ印刷は100g)

・海外生産オリジナル紙袋:120g・150g・180g(その他ご希望により対応可能な場合もございます)
・国内生産オリジナル紙袋:120gのみ
・フレキソ印刷自動紙袋 :基本100g(その他ご希望により対応可能な場合もございます)

短納期国内生産では、標準の120gのみ対応可能となっております。
150g以上の厚みをご希望の場合は、海外生産でのご対応となります。

未晒クラフト紙は晒クラフト紙よりもやや丈夫な傾向のため、120gという厚みでも十分に強度はあります。ただし、あまりに大きなサイズの紙袋の場合は強度が下がってしまいますのでご注意ください。
また、同じ120gという数値でも国内生産の紙の方が丈夫な傾向があります。海外生産の120gは国内よりも柔らかい傾向にあるため、大きなサイズの紙袋をご希望の場合には150g〜180gをおすすめさせていただいております。

未晒クラフト紙の印刷について

 

未晒(茶色)クラフト紙は、紙自体に色が付いており既に雰囲気を十分に持っているため、その紙の色を生かした印刷が人気です。具体的には、シンプルに黒や白1色でワンポイントロゴを印刷することをおすすめします。
黒や白などカラーではない色であれば特に問題はありませんが、他のカラーやフルカラー印刷の場合は紙色の影響を受けてしまうため少し注意が必要です。
コート紙と違って表面の平滑度が低く、晒クラフト紙と違って白くないためフルカラー印刷にはあまり向いていません。コート紙や晒クラフト紙の場合は白色なので、カラー印刷をするとインクの色がそのままの色で発色・再現されます。インクは完全に不透明ではなく、紙の色を透過してしまうのですが、未晒クラフト紙は紙の色自体が茶色なので、インクの色は紙の茶色に影響を受ける形で再現されます。
デジタルのイラストソフトやデザインツールを使ったことがある方は「茶色の下地に乗算レイヤーで色をのせるような状態」という表現でピンとくるのではないでしょうか。

もちろん、そういった特徴を理解した上でのカラーベタ印刷やカラー印刷であれば問題なく、むしろ味のある雰囲気を演出可能です。紙の色の影響を受けたカラーという色味を織り込み済みのデザインも可能です。未晒クラフト紙の場合は紙の色や素材感を生かしたデザインを求めるお客様が多いため、全面へのベタ印刷や全面フルカラー印刷という事例はほとんどありません。

人気の印刷方法は、素材感を生かしたシンプルな黒いロゴのワンポイント印刷です。
ベタ印刷も可能ですが、せっかくのクラフト紙本来の色を打ち消してしまうためおすすめはしておりません。ベタ印刷の場合はニス引きが必須となります。
>>オリジナル紙袋・ショッパー 印刷の選び方はこちら

未晒クラフト紙の特権「白印刷」

 

通常のプロセスカラー(CMYK)や特色(DIC・PANTONE)等のインクは完全に不透明ではなく、紙の色を透過してしまいます。
前の項目で説明したように、未晒クラフト紙は紙の色自体が茶色なのでインクの色は紙の茶色に影響を受ける形で再現されます。つまり、全ての色が若干茶色みがかった色となります。
色が淡いほどその傾向が強くなり、データ上で「白」で表現された部分は完全に紙の色になります。例えばベタ印刷に白抜きの文字をデータ入稿→印刷すると、白抜き部分は紙の色(未晒クラフト紙の茶色)になります。
通常、白のインクはわざわざ使われません。その理由は、印刷する紙のほとんどが「白」だからです。白は、その部分だけ印刷を抜くことで表現されます。

しかし、未晒クラフト紙は薄茶色をしており、白い部分がありません。では、白のロゴを印刷したい場合にどうするのか?
そこでこの用紙の特権「白印刷」の出番です。

白のロゴは、特殊な白のインクで印刷されます。白の紙には必要のない白のインクは、白くない紙にこそ使用できるのです。
ただし、白のインクでも1回印刷しただけでは紙の色を少し透過してしまいます。そこで2回刷りといって、同じ内容を2回重ねて印刷することで白色の不透明度を増し、はっきりとした白のロゴ印刷が可能となります。

この白印刷の応用で、未晒クラフト紙へのカラー印刷においても、紙の影響を受けずインク本来の色を再現させられる方法があります。
印刷するロゴの下に同じ形状で白インクでの印刷を施し、その上からカラー印刷を重ねるという方法です。
カラーのイラストやロゴを未晒クラフト紙にワンポイントで印刷したい、そこだけ紙の色の影響を受けないようにしっかりと発色させたい、という場合には、ロゴやイラストの下に白印刷を入れる必要があります。
ご希望の方はぜひお見積もりの際にご相談ください!

未晒クラフト紙オリジナル紙袋・ショッパーの製作実績と簡単お見積もり

BAG-FACTORY.ONLINEでは、未晒(茶色)クラフト紙のオリジナルショッパー・オリジナル紙袋の製作実績をたくさんご紹介しております。

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未晒クラフト紙に限らず、コート紙晒クラフト紙の実績も多数ございます。
展示会やイベント・企業用のオリジナル手提げ袋、ハイブランドやコスメ、アパレル用の高級感あふれるショッパー、飲食店やカフェ、焼き菓子やパン屋さんなどのおしゃれなショッパーなど、素敵な紙袋をご紹介しております。
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