オリジナル紙袋の印刷方法と選び方
オリジナル紙袋において、一番オリジナリティを含んでいるのが印刷です。シンプルなロゴ印刷にするのか、カラフルで華やかなフルカラー印刷にするのか…印刷内容で、紙袋・手提げ袋・ショッパーの雰囲気はガラリと変わります。予算や希望デザインによって異なる紙袋の印刷 選び方をご紹介します。
⇒オリジナル紙袋 印刷方法と選び方について
製作事例
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シンプルなロゴ印刷のオリジナル紙袋
オリジナル紙袋の印刷は、主に印刷の色数や範囲によってコストが変わります。一番安価に印刷コストを抑えられ、場合によっては納期も短くできるのが「1色印刷(ベタ無し)」です。 ワンポイントのロゴ印刷がされた紙袋や手提げ袋はほとんどの場合1色印刷です。紙袋の表面30%以上を塗りつぶす形のデザインになると「ベタ印刷」の判定になり、印刷コストは上がってしまいますのでご注意ください。 1色印刷の場合、スミ(K)以外はほとんど特色の色番号にてご指定いただきます。例えば「赤」1色の印刷を希望する場合、通常のプロセスカラーであれば少なくともM(マゼンタ)とY(イエロー)の2色を掛け合わせないと表現できません。プロセスカラーの場合、データ上では赤1色に見えていても、使用するインクがMとYの2色のため2色印刷となってしまいます。 赤色を1色の範疇で表現するためには「特色」指定が必須となります。取り扱いのある特色は「DIC」と「PANTONE」の2種類です。DICは日本の会社、PANTONEはアメリカの会社が開発した特色であるため、海外生産の場合はDICではなくPANTONEでの指定が必要となります。 使用する印刷カラーが1色であれば、不透明度を変更する濃淡表現やグラデーション表現も可能です。
ベタ印刷で様々なカラーになるオリジナル紙袋
紙袋の30%以上をインクで塗りつぶす場合にベタ印刷となります。 バッグファクトリーでは、色付きの用紙素材は未晒(茶色)クラフト以外に取り扱っていません。基本的には白い紙となるため「色付きの紙でペーパーバッグを製作したい」「色紙にロゴを1色で印刷したい」といった場合には紙袋全体をご希望の色で塗りつぶすことでお好きなカラーの紙袋が製造可能です。色の指定は、スミ(K)以外の場合は特色(DICもしくはPANTONE)の色番号にてご指定ください。 CMYKの混色になるとベタ印刷ではなくフルカラー印刷となります。フルカラーでなくとも、2色以上の混色で広い範囲をベタ印刷すると印刷ムラができやすくなるため、1色でムラなく美しい印刷が可能な特色指定がおすすめです。 ベタ印刷は基本的に紙袋の表面(正面・裏正面・左右マチ・底面・口折部分)のみであり、内側は紙本来の色のままです。そのため、内側も同じ色のベタ塗りにしたい場合にはオプションの「内面+底板印刷」が必要となります。 紙袋の表面を塗りつぶす場合にベタ印刷になることはわかりやすいのですが、そうでない場合で想定しているデザインが果たして"紙袋の30%以上を塗りつぶす"という条件に当てはまっているのかわからない場合もあるかと思います。通常の1色(または2色)印刷におさまるのか、それともベタ印刷に該当するのかわからないというお客様は、先にデザインイメージをお送りいただけましたら当社にて確認させていただきます。
フルカラー印刷のオリジナル紙袋
フルカラー印刷とは、単色・特色ではなくCMYKプロセスカラーによる印刷がされた紙袋です。フルカラーイラストや写真画像等のプリントが可能です。 1色印刷や2色印刷の場合はK(スミ)や特色で色をご指定いただきますが、フルカラー印刷は全ての色をCMYKの掛け合わせによってデータ作成されます。C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(キープレート)の4色を掛け合わせることで、無限大の色表現が可能です。 フルカラー印刷の場合、全面プリントのお客様が多いです。紙袋全体をカラフルに彩ることで、よりオリジナリティの強い紙袋やショッパーが完成します。 フルカラー印刷のオリジナル紙袋・手提げ袋の用途として多いのがイベント用で、コミケやアニメ・ゲームイベントによくご発注いただきます。 紙袋印刷の選び方としては、コストを最低限抑えたい場合は1色印刷(ベタ無し)、印刷する写真やイラスト、柄などのデザインがCMYKの掛け合わせによって表現されており、そのままの色で印刷したい場合はフルカラー印刷となります。
海外生産であれば比較的安価に制作が可能です。納期が約2ヶ月程度と長いため、余裕を持ってご発注いただくことをお勧めいたします。もし納期をお急ぎの方も、国内生産で間に合う可能性がございますのでぜひご相談ください!ご希望のサイズや仕様で、最低ロット500枚からお見積もりさせていただきます。