フルカラー印刷のオリジナルショッパーで華やかな印象に

アパレルやコスメ系、ギフト系を中心に多く利用されている、店舗やブランドオリジナルのショッパー
雑貨店や飲食店、カフェ、スイーツ店でも、それぞれ店舗や商品イメージに合ったショッパーの作成は必須といえるでしょう。
店舗のみならず、企業の展示会等ビジネスの場やコミケなど多くの競合が存在する中で、抜群の存在感を誇れる大きなサイズの紙袋は、ブランディングや宣伝効果に大いに貢献します。

そんなショッパーの世界に、鮮やかな彩りをもたらすのがフルカラー印刷です。フルカラー印刷を採用することで、広告は一際華やかで目を引く存在となり、消費者の目を引く力やブランディングの力も一段と高まります。

フルカラー印刷は多彩な色彩を自在に表現可能です。特色も美しく鮮やかなインクとなっておりますが、特色同士の混色はできません。フルカラーはCMYKの4色を掛け合わせるため、表現の幅が格段に上がります。
特色では表現できないフルカラー写真や美麗で繊細なイラストの印刷が可能となり、商品やサービスがまるで生き生きとした存在として浮かび上がり、消費者の興味を引き寄せます。

色とデザインの調和は視覚的にインパクトを残し、商品やサービスを際立たせ、商品やブランドを一層際立たせます。
フルカラー印刷による華やかな広告がショッパーの視線を引きつけ、ブランディングの成功をサポートします。

 

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フルカラー印刷といちばん相性の良い用紙は?

バッグファクトリーのオリジナル紙袋は、コート紙、晒クラフト紙、未晒クラフト紙の3種類の素材(用紙)から、雰囲気や用途に合わせて自由にお選びいただけます。
使用する用紙によって、紙袋の雰囲気は変わります。素材の特徴や材質ごとの違いを理解することで、より理想のオリジナル紙袋製作に近づきます。

中でも、フルカラー印刷といちばん相性の良い用紙はコート紙です。
コート紙は、紙の表面がコート剤でコーティングされている素材です。
紙の表面がコーティングされて表面がツルツルとして光沢があり、印刷適性が高いのが特徴です。
写真やイラストなど繊細な色の印刷再現に優れています。一般的には新聞の折り込み広告やチラシ・フライヤー・写真を多く使用したパンフレット等に使われているツヤツヤした用紙です。薄手のものから厚手のものまで広く存在し、オリジナル紙袋に使われるのは厚手のコート紙です。
表面加工は、光沢の強いグロスPP加工もしくは艶消しタイプのマットPPの2種類があります。

バッグファクトリーで扱っているコート紙の厚みは、基本的に157g、200gの2種類です。(短納期国内生産の場合は157g、186gの2種類)
標準的な厚みは157gで、日常で見かけるコート紙の紙袋のほとんどがこの厚さです。コンパクトなサイズの紙袋やA4サイズ程度のごく普通のサイズの紙袋では157gで十分に丈夫な紙袋となります。当社基準で、ギフトサイズ(W420×H310×D110mm)以上のサイズは200g以上の厚みを推奨しております。

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フルカラー印刷とCMYKについて

フルカラー印刷では、シアン(Cyan)マゼンタ(Magenta)イエロー(Yellow)、およびキー・プレート(Key plate)の4つのカラーモデルによって色を表現します。
この4つの色の頭文字をとって「CMYK」と呼ばれます。

CMYKというカラーモデルのいちばん身近な例は、家庭用のインクジェットプリンターです。
インクジェットプリンターでは、基本的にCMYKのインクをセットして使用します。それぞれのインクを適切な量だけ紙に吹き付けることで、CMYKの混色により様々な色を表現してフルカラープリントが可能となるのです。
絵の具で色を混ぜるときに「黄色と青を混ぜたら緑色になる」「赤と青を混ぜたら紫色になる」という考え方と同じで、CMYKの4色のインクを混色することであらゆる色を作り出します。

フルカラー印刷技術はデジタル技術の進歩とともに発展し、より高い解像度や広い色域を提供するようになっています。また、環境への影響を軽減するために、再生可能な素材を使用するなどの取り組みも進んでいます。
フルカラー印刷は広告、出版、パッケージデザインなど、多岐にわたる分野で活躍しており、色とりどりの世界を紙面上に再現する魔法のような技術といえるでしょう。これからも技術の進歩と環境への配慮が融合し、より質の高いフルカラー印刷が実現されていくことが期待されます。

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オフセット印刷について

上でフルカラー印刷の例として家庭用インクジェットプリンターを挙げましたが、バッグファクトリーのオリジナル紙袋・ショッパーの印刷は主に「オフセット印刷」と「フレキソ印刷」の2種類に分かれます。このうち、フルカラー印刷は「オフセット印刷」で行われる方法です。

オフセット印刷は「版」を利用した印刷方法で、高品質な印刷物を大量に生産するのに最適な印刷技術の一つです。
ショッパー印刷のほか、特に本や雑誌、パンフレット、ポスター、パッケージなどの商業印刷に広く利用されています。
インクジェット印刷のように、直接紙にインクをつけるのではなく、一度「版」に転写(オフ)されたデザインを紙に印刷(セット)するのがオフセット印刷です。

一度版に転写し、それを紙に印刷することで、インクと紙の密着度が高くなり、精細なデザインや、色表現が繊細な印刷物も高品質で再現可能です。微細なドットやカラーレジストレーション(色の位置合わせ)が精密に制御され、鮮明でリアルな印刷物が得られます。

また、オフセット印刷機は家庭用プリンターやオフィスのレーザープリンターとは比べ物にならないほど大きいため、非常におおきなサイズの印刷物にも対応します。もちろんA0サイズのポスターも印刷可能です。
コミケなどのイベント、企業の展示会等では、その宣伝効果から特に大きなサイズの紙袋が推奨されます。そういった大きなサイズのオリジナル紙袋でも綺麗にフルカラー印刷可能となっています。

オフセット印刷の強みといえば、大量印刷です。
印刷をするために事前に版を作成しなければいけないという手間とコストがかかる分、ロットが大きくなればなるほど単価が抑えられるため、業務用のショッパーや手提げ袋の製造に適しています。
また、一度に多くの印刷物を生産できるのも強みです。そういった特徴から、商業印刷物には欠かせない存在となっています。

フルカラー印刷だけじゃない!オフセット印刷の魅力

世の中のチラシやポスターといった印刷物は、基本的にはCMYKのフルカラー印刷が一般的です。
しかし紙袋やパッケージにおいては、特色による単色印刷が非常に多いです。CMYKは4つの版が必要なのに対し、単色は1版のみで済むため、コストも抑えられ人気となっています。
オフセット印刷では、CMYKの掛け合わせでは表現できない色――例えば蛍光カラーや金、銀などのメタリックカラーの印刷も可能なのです。これらの色はDICやPANTONEといった特色カラーを指定することで印刷可能です。

特色印刷の中でも特徴的なのがベタ印刷です。
コート紙晒クラフト紙といった用紙には基本的には色が付いていません。
そのため、赤や緑など色のついたオリジナル紙袋を製作する場合は、紙の表面全体を塗りつぶす印刷によって紙に色をつけます。
この全体を塗りつぶすような印刷をベタ印刷と呼びます。
オリジナルショッパー・紙袋のデザインとして、マチのみベタ印刷にしたり、正面・裏正面のみベタ印刷をするお客様も多くいらっしゃいます。
ベタ塗りの箇所を限定的にすることで、メリハリがついておしゃれな雰囲気になるためおすすめです。

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ショッパーのブランディング効果・購買行動に与える影響

フルカラー印刷はただ華やかなだけでなく、ブランディングにおいても大活躍します。
多彩な色表現によって商品やブランドイメージを忠実に再現することができるため、ショッパーごとにその商品・ブランドが認識しやすくなります。

そもそもショッパーは「歩く広告」と言われるほど宣伝効果が高く、たとえ無名のブランドや商品でも、ショッパーが特徴的・おしゃれ・かわいい……など、多くの人の心を掴むデザインであれば話題に上がったりバズったりと、商品を知ってもらうきっかけになります。そこから進んで、ひと目見て「それって〇〇のブランドだよね」とわかるようになると大成功!
広告とは消費者の購買意欲を煽るものであり、オリジナルショッパーのデザインは製品やサービスが購買行動に与える影響を左右する一端になるでしょう。
効果的な宣伝は、商品やブランドの認知度向上、好意的な印象形成、そして最終的には購買意欲の喚起など、多くの側面に影響を与えます。

1. オリジナルショッパーによるブランド認知度の向上

オリジナルショッパーによる独自のデザインは、製品やサービスのブランド認知度を向上させます。ブランドが認知されれば、競合他社との比較の中で選ばれやすくなる傾向があります。効果的な宣伝は競合他社との差別化を図ることができます。
ショッパーが独自性たっぷりであり、他とは異なる価値を発揮すれば、ショッパーはそのブランドを選ぶ動機づけを感じやすくなります。
ブランドや製品に対するショッパーの印象形成にも寄与し、ブランドに好意的な印象をもたせることができます。
また、フルカラー印刷による魅力的で効果的なオリジナル紙袋・ショッパーは、消費者の商品購買意欲を刺激します。

2. SNSでの「映え」による口コミと共有

ショッパーが印象的であればあるほど、それを口コミで友人や家族と共有する可能性が高まります。SNS社会である現在、時にこの口コミ効果は企業の打ち出す広告効果を超えて広まることも多々あります。
画像を使用した口コミ・デジタルでの宣伝は、ユーザーのリアルタイムの反応を得ることができます。
ショッパーの宣伝効果は、企業やブランドにとって不可欠な要素であり、広告戦略の慎重な構築が求められます。効果的な宣伝は、競争激化する市場においてブランドを差別化します。

以上のことから、フルカラー印刷は、ショッパーに向けた広告やブランディング戦略において、まさに力強い味方なのです。