グラビア印刷は凹版印刷の一種で、深い凹みのある版を使用してインキを版から転写して印刷物に転写することで、綺麗で高品質な印刷物を作り出すことができます。
バッグファクトリーのオリジナルエコバッグ製品の中では、主にレジャーシートバッグ、業務用保冷バッグで使用する印刷方法です。
グラビア印刷はフルカラーで高精細な写真やイラストの印刷が可能で、大量生産に向いています。そのため発注にはある程度まとまったロットが必要になる点に注意が必要です。数量が多いほど単価が安くなります。
- レジャーシートバッグF レジャーシート素材
W550×H370×D350mm(角底)
グラビア印刷 1色 - レジャーシートバッグE レジャーシート素材
W480×H400×D150mm(角底)
グラビア印刷 1色 両面同柄 - レジャーシートバッグD レジャーシート素材
W480×H400×D150mm
グラビア印刷 両面1版 - レジャーシートバッグC レジャーシート素材
W480×H400×D150mm(船底型)
グラビア印刷 全面1色 - レジャーシートバッグB レジャーシート素材
W450×H440×D200mm(角底)
グラビア印刷 全面1色 - レジャーシートバッグA レジャーシート素材
W270×H250×D180mm(横マチ)
グラビア印刷 全面1色 - 業務用保冷バッグE 超音波キルトラミネート
W280×H340×D70mm
グラビア印刷 2版 - 業務用保冷バッグA CPP(延伸ポリプロピレン)不織布など
W330×H280×D45+45mm
グラビア印刷 1版 - 業務用保冷バッグB CPP(延伸ポリプロピレン)不織布など
W270×H280×D40+40mm
グラビア印刷 1版 - 業務用保冷バッグC CPP(延伸ポリプロピレン)不織布など
W350×H230×D35+35mm
グラビア印刷 1版 - 業務用保冷バッグD CPP(延伸ポリプロピレン)不織布など
W260×H270×D40+40mm
グラビア印刷 2版
グラビア印刷とは?
グラビア印刷が高精細で高品質な印刷方法であることはわかりますが、具体的にはどのような印刷方法なのでしょうか?詳しく解説していきます。 グラビア印刷は凹版印刷と呼ばれる印刷方法の一種です。版に彫られた凹み部分にインキを入れ、余分なインキを落とした後、版と印刷物を圧着することで印刷を行います。
版に彫られた凹みが深いため、細かい線やドットをきめ細かく表現できます。 シルク印刷や熱転写印刷、昇華転写印刷も線やドット、デザインが細かくても印刷はできますが、印刷結果にはある程度の妥協が必要となります。シルク印刷は線の掠れや抜き幅の潰れが発生する可能性があり、熱転写印刷も細かすぎると剥離してしまう可能性があります。
グラビア印刷は精細な写真やイラスト、文字なども美しく表現することができるため、非常に高品質な印刷物を生産することが可能となっております。主に雑誌や広告、カタログ、パッケージ、切手、紙幣などの印刷に使用されています。 製版時の凹版部の深さや形状の製作に融通が利くため、インキの転移量の幅が広くなるため繊細な表現が可能なのです。微細な濃淡表現に優れているため印刷の再現性が高く、繊細なデザインも非常に綺麗に再現することが可能です。
グラビア印刷のメリットとデメリット
〈グラビア印刷のメリット〉 1. 高品質で色表現の豊かな印刷が可能 高品質なフルカラー印刷が可能であるという点が一番に挙げられます。 版に彫られた凹みが深く、素材に高精細な印刷を施すことができます。細かい線やドットなどの繊細なデザイン表現が可能であるため、美しい写真やイラスト、文字などを精密に表現することができ、高品質な印刷物を作り出すことができます。 凹みの深さの設定により、濃淡や色表現を繊細に表現することが可能です。広範囲へのベタ印刷でも印刷ムラが生じにくく、バッグを染めたように綺麗な発色となります。
2. 版の耐久性が高い 印刷する素材や用途によっても版の耐久性は異なりますが、グラビア印刷の版は一般的に銅版やクロム鋼版などの材料で作られており、版の耐久性が高いため長期にわたって使用することができます。素材に高精細な印刷を施すため、耐久性が必要なのです。
3. エコバッグの大量生産で安く印刷可能 上で挙げたように、グラビア印刷は版の耐久性が高いため、大量印刷に向いています。丈夫な版を彫って凹みを作るため、版の耐久や摩耗が抑えられます。 また、グラビア印刷は版代や印刷代が他に比べて高額ですが、大ロットのご注文をするほど単価は安くなります。そのため、大量生産の必要な業務用保冷バッグはグラビア印刷で高品質・低コストでご案内が可能となっております。
〈グラビア印刷のデメリット〉 1. 版代が高額 グラビア印刷は、版の作成に高度な技術が必要になるため費用が高くなります。高品質な印刷の裏では版の製造やインキの調合、印刷機の調整など、印刷前に多くの工程が必要なのです。
2. 小ロットの印刷には向かない グラビア印刷は版代が高額であることや、その印刷方法により小ロットの生産には向いていません。 エコバッグの形状や種類、サイズによって経済ロットは異なります。バッグファクトリーのオリジナルエコバッグ製作は多くが最低ロット500枚であるのに対し、通常よりも多めのご注文が必要となります。 たとえばレジャーシートバッグは一般的なサイズで最小ロット1000枚以上、経済ロット5000枚以上が必要となります。 業務用保冷バッグは最小ロット3000枚以上、経済ロットは約1万枚程度となります。
グラビア印刷のオリジナルエコバッグ・トートバッグ
グラビア印刷はレジャーシートバッグのほか、業務用保冷バッグやポリ袋への印刷にも使用されています。
レジャーシートバッグの生地色は白のみ、業務用保冷バッグの生地色はアルミ色のシルバーのみとなっております。白(シルバー)以外のカラーでバッグを作成したい場合、コットンバッグやポリエステルバッグ等のように染色により素材に色を付けるのではなく、表面への全面印刷によりベースカラーを入れます。この時、印刷をするのはバッグの表面のみとなりますので、バッグの内側は白のままとなります。 例えば、レジャーシートバッグでネイビーの生地に白いロゴを入れたい場合、エコバッグの表面全体にベタでネイビーを印刷し、ロゴ部分を白抜きにして表現します。(業務用保冷バッグの場合は白抜き部分は生地色のシルバーとなります) ロゴが白以外の場合はネイビーにもう1版追加となります。つまり、デザインに白以外の色が入る場合は白以外の色数分の版が必要になります。グラビア印刷は版代が高額のため、多色になるほどコストは上がります。