タイベックとは?

近年、目にする機会が増えている”タイベック”という素材。
どういう素材なのか?どういうところで使用されているのか?気になる疑問を解説します。

タイベックとは、アメリカ・デュポン社の開発した高密度ポリエチレン素材の特殊不織布です。いろいろな特性を併せ持っているため、様々なシーンで活躍しています。素材の特性としては、下記のような点に優れています。

・通気性、透湿性
・耐水性
・撥水性
・耐久性
・軽量

これらの優れた特性から、タイベックは建築資材や防護服、医療用の包材として使用されていることでも有名です。
その他にもファッションやアート、パッケージ等幅広い用途で活躍しています。紙のような見た目で耐水性もあり強靭な素材ということで、独特な素材感を活かしたおしゃれなデザインの製品やアートが人気です。
バッグファクトリーでは、タイベックを使用したトートバッグやエコバッグ、保冷バッグの製造を扱っております。

タイベックのオリジナルエコバッグ

環境に配慮された素材

デュポン社はサステナビリティ活動においても最先端企業で、タイベックに関しても様々な配慮がされています。
ヨーロッパの指令に記載されている化学物質や可塑剤などを含んでいない他、丈夫な素材であることにより廃棄量の低減が期待されます。さらに軽量であるため、他の素材と比較したときにトータルでのエネルギー消費や資源消費を抑えられる可能性を持っています。
また、タイベックはリサイクルが可能な素材であるため、リサイクルを推奨しています。焼却した場合でも安全で、最適な条件下では水と二酸化炭素に分解されるため環境にやさしい素材です。
優れた特性を持ちながらエコにも配慮されたタイベック素材で、様々なオリジナルエコバッグの作成をしてみませんか?

環境にも優しいタイベック

タイベックバッグの基本的なカラー

タイベックは基本的にはホワイトとなっています。当社ではブラウン、グレーも基本カラーとして取り扱っております。
素材感はソフトタイプとハードタイプがあり、ブラウン・グレーはハードタイプのみ、ホワイトはハードとソフトどちらもございます。使い分けとしては、ソフトタイプはエコバッグ(折りたたみバッグやマルシェタイプのバッグ)やトートバッグ、ハードタイプは保冷バッグやポーチに使用されます。保冷バッグやポーチはソフトタイプで製造する場合もございますが、エコバッグやトートバッグはある程度の柔らかさや伸縮性がなければ使用が難しいため、ソフトタイプでの製造となります。

タイベック生地のカラー

素材自体に特徴があるため、シンプルな1色のロゴ印刷で最大限に生地を生かすお客様が多いです。見た目はくしゃっと丸めて広げたクラフト紙のようで、ハードタイプは触り心地も布より紙に近いです。耐水性や撥水性に優れているため、保冷バッグの素材としてもピッタリ。
ナチュラルな雰囲気が出せるので、おしゃれなカフェやクラフトビールの醸造業(マイクロブルワリー)を営んでおられるお客様の他、コスメブランドや飲食店様からの人気が根強いです。

タイベックバッグへの印刷について

タイベックシルクプリント

タイベックバッグにおいて最も利用されているのはシルク印刷(シルクプリント)です。
シルク印刷は安価で綺麗に単色印刷ができる印刷方法として、エコバッグのプリント方法の中で最もポピュラーです。デメリットとしては1色毎に版代金がかかるため、多色刷りにはあまり向きません。企業ロゴなど、単色ではっきりとしたシンプルなデザインの印刷にはとても強い一方で、混色やグラデーション表現、フルカラー印刷は不可です。また、細かく緻密なデザインの印刷再現やベタ印刷は苦手です。
シルク印刷は細かな印刷表現が苦手で、0.8mm以下の線は個体によってはかすれや途切れ、1.3mm以下の抜き幅(インクとインクの間の抜き部分)は潰れてしまう可能性があります。正確な印刷再現を求める場合は掠れや潰れも味としてあえて印刷出たなりにされるお客様もいらっしゃいます。

タイベックフルカラー印刷

多色刷りやフルカラー、グラデーションなどのデザインをご希望の場合は、低温熱転写印刷をおすすめいたします。低温熱転写印刷はシルク印刷に比べると印刷代金が割高になるため、1000枚以上のご発注の場合とさせていただきます。
印刷デザインの構想や印刷範囲、色数などがある程度想定されている場合は、お見積もりの際にイメージをお伝えいただければ、最適な印刷方法でお見積もりさせていただきます。

タイベックの場合、生地そのものの風合いを生かすためにシンプルな1色のワンポイントロゴをご希望されるお客様が多い傾向にあります。ワンポイントロゴの1色シルク印刷は、当社からご提案させていただく中でも最も安い印刷方法になるためおすすめです。
タイベック自体に好きな色を付けたい場合、発注数量が多い場合に限りご希望カラーに染色対応も可能です。その際はPANTONE番号で指定いただきます。染色可能な発注数量につきましてはバッグの形状やサイズによって異なりますので、お見積もりの際にお問い合わせください。

いろいろなオリジナルタイベックエコバッグ

バッグファクトリーでは、様々な形状や印刷のタイベックエコバッグをフルオーダーで製作いたします。
スタンダードなトートバッグ型でも、平袋タイプから船底タイプ、全体にベタ印刷で色を入れたトートバッグも実績がございます。
その他にも折りたたみバッグ、保冷バッグ、ポーチ、サコッシュなど多くの形状がございます。実績一覧にない形状でも作成可能です。ご希望の形状があるお客様は仕様書や画像をお送りいただければ当社で確認させていただきます。実物サンプルをお送りいただけますとより確実に製造できるかどうかの確認や正確なお見積もりが可能です。

タイベックバッグ実績一覧はこちら

折りたたみバッグB

タイベック折りたたみバッグB

当社のタイベック折りたたみエコバッグの中でも最も人気が高いのがこちらのマルシェ型折りたたみバッグです。持ち手と本体が一体になっているおしゃれな形が人気を集めています。
ホワイトの生地にシンプルなロゴ入れやワンポイントの単色イラストなどを入れることが多いです。内ポケット付きで、折りたたんで内ポケットにしまいコンパクトに持ち歩くことができるタイプとなっております。
本体と内ポケットの2箇所へ印刷するお客様が多いです。内ポケットに印刷することにより、エコバッグを折りたたんだ状態でもロゴデザインを楽しむことができます。

タイベック折りたたみバッグB詳細

船底型D

タイベック船底型D

スタンダードな船底型のオリジナルトートバッグです。
船底型とは、左右のマチが無く底マチのみの形状です。マチ部分が船底のような形をしていることから船底型と呼ばれます。日頃目にする多くのトートバッグがこの形状になっているかと思います。
こちらはサイズが大きめで、容量も多くおすすめです。オーダーメイドなので印刷位置や範囲は無制限となっており、印刷内容をギリギリまで端に寄せたようなデザインが再現可能です。既製品への名入れ印刷の場合は印刷範囲が中央寄りに限定されてしまうため、オーダーメイドならではの印刷ですね。
ただし、端に寄せすぎると製造工程での軽微なズレにより縫製や裁断に巻き込まれてせっかくの印刷内容が切れてしまうこともあります。そのため、見せたいデザインや読ませたい文字などは端から数センチ程度余裕を持って配置することをおすすめします。

タイベック船底型D詳細

保冷バッグF

タイベック保冷バッグF

当社であつかっている保冷バッグの中でも一番人気があるのがこちらのタイプです。
グレーというボディカラーがおしゃれでスタイリッシュな雰囲気を感じさせます。生地色が濃い目なので、白色のシルク印刷がおすすめです。
開口部を2回折りたたんでマジックテープで止めるタイプで、まるで紙袋のようなナチュラルな見た目が人気です。持ち手が無いため、他のバッグの中に入れて持ち歩くことを想定しています。
見た目は角底袋のようですが、しっかりと内面にアルミ蒸着してあるので、保冷剤などを入れればしっかりと保冷効果を発揮します。お弁当や飲み物を入れるランチバッグや、ビールなどのお酒、ジュース、お茶等の飲料ビンや缶を入れて販売する用途としても人気です。

タイベック保冷バッグF詳細

保冷バッグJ

タイベック保冷バッグJ

保冷バッグとして質の高い製品のご紹介です。地ビールの醸造業(マイクロブルワリー)を営んでおられる企業様よりご発注いただきました。
ファスナー式なのでしっかりと密閉状態を保持します。持ち手はポリエステルテープで丈夫かつメリハリをつけて、本体表面にライン状に縫い付けることでさらにおしゃれなデザインとなっています。おしゃれで実用的なタイベックオリジナル保冷バッグです。
ロゴの印刷範囲は狭いですが、保冷バッグの形状自体がデザイン的なのでシンプルなロゴ印刷でしっかりと存在感が出ています。
フルオーダーなので、入れるものに合わせたサイズでバッグを製造しております。生地色はブラウンですが、ホワイトやグレーでも製造可能です。ポリエステルテープの色は在庫カラーの中からお選びいただけます。

タイベック保冷バッグJ詳細